担保権者が複数いる場合の任意売却

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一般的に住宅ローンでは、担保権者は一人というのが相場ですが、少し前までは担保権者が複数いるのがむしろ当たり前で、バブル直後では、5人もという事例もあったようです。しかし、バブルが崩壊してこの方、不動産はいまだ右肩下がりの値動きで、住宅ローンはほぼ担保不足の状態です。このため、任意売却では売却代金が後順位の担保者にまで回ることはまず、ありえません。担保権を持つ人にとっては、後順位であってもまったく回収できないのではあまりにも理不尽、特に景気が悪い昨今では、自分だけ損はしたくないと、意地でも担保権の抹消をさせたくないと主張する担保権者もでてきます。これでは任意売却ができません。
そこで、いくらかのお金を支払って、担保権の抹消に協力してもらうのです。担保権解除料といわれるのがこの料金です。判子をついてもらうだけなので、ハンコ代ともいわれています。ハンコ代には基準というものがありません。担保権者が納得のいく料金ということになります。住宅金融支援機構では、任意売却の解除料について基準を作っており、民間金融機関でも、これを基準にしているようです。しかし、すべての債権者が納得するハンコ代を含めた配分額の応諾は骨の折れる作業になります。
任意売却をするにも物件によっては様々なケースがあり、個人的な感情の部分でも乗り切らなければいけないハードルがあります。任意売却には専門家による交渉が欠かせない理由がそこにあるのです。


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