医薬分業のメリットとデメリット

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求人の多さで今注目されている薬剤師求人は、医師が処方箋を作成して患者が薬局で薬を購入する “医薬分業の制度”が進んで、調剤薬局が伸び始めたのに並行して1990年頃から増え始め、さらに1995年頃からは新規出店が続いてどこの薬局でも優秀な薬剤師を確保しようと躍起になっています。

ところで、“医薬分業の制度”は徐々に定着しつつありますが、現在でも賛否両論がありいろいろな問題を含んでいると言われています。

まず、医薬分業のメリットとデメリットを患者の立場から見てみると、かかりつけの薬局を持つことによって薬の処方に対する二重チェックや薬に関する十分な説明を受けることができ、調剤の待ち時間も短縮されるというメリットがあります。

一方で、診療が終わってさらに薬局へ行くという二度手間が生じたり、薬局の診療報酬も加わって医療費が高くなったり、休日や祝日、時間外に対応してくれる調剤薬局が少なかったり、さらに処方箋には病名や病状が記載されていないために、薬の効果などに関する説明間違いも起こりうることが考えられます。

次に医薬分業を医療機関の立場から見てみると、薬を管理する手間やスペースが不要になったり、薬の明細を記載しなくてよくなったことでレセプト請求事務が軽減されたり、服薬指導の手間を省くことができるなどというメリットの他に、これまでの大きな収入源となっていた薬価差益(:薬の原価と売価の差から得られる収益)の激減や、製薬会社から得られる情報量が減少するなどといったデメリットもあります。

このようにいずれもメリット、デメリットがありますが、中でも患者のための医薬分業という名目で始めた制度において、患者の医療費負担が開始前よりも増加しているという点に関しては大きな問題となっています。


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